「ユズリハ プロジェクト」について

1 4月
2006年4月1日
 慶應ラクロス20周年記念事業の一環として、「ユズリハ プロジェクト」をスタートさせることになりました。 「ユズリハ プロジェクト」の概要は次の通りです。

<背景>

 慶應ラクロス(特に男子部門)の直面している構造的課題に対し、卒業後間もない若手OB達が立ち上がり、現役を巻き込んで改革プロジェクト をスタートすることになりました。(強化委員会および市川GMの協働主管。) 彼らはこれを「ユズリハ プロジェクト」と命名しました。

<ユズリハ プロジェクト>

 「ユズリハ」とは、新しい葉が出揃ったのちに古い葉が一斉に落ちるという植物で、これを子供が立派に成長したのを見届けたのち家督を子供に譲り、家系が途切れることなく続いていくことの象徴と見なして、おめでたいお正月の飾りに使われているのだそうです。
 これまでの慶應ラクロス(特に男子部門)は、新しい葉が展開する前に古い葉が落ちていくという流れでした。学生チームは毎年代替わりをする という宿命があるので、いたしかたない面もあるのですが、この流れを、新しい葉の展開を見届けてから古い葉が散っていくような流れに変えようという改革プ ロジェクトが「ユズリハ プロジェクト」です。 もっと簡単に言いますと、「単年度成果追求主義」から「持続的成長主義」への転換プロジェクトです。 現 時点では、成熟期を迎えている「男子部門」を主対象とした改革プロジェクトではありますが、いずれは成熟期を迎えて同じような構造的課題に直面するかもし れない「女子部門」も関わって行くことになると考えています。
 具体的には、「中長期的な慶應ラクロスチーム理念の確立(支柱となる慶應ラクロスイズムの確立)」をはじめ、これまでの良さを継承しつつも 持続的な成長を可能とする、付属校から大学までを捕らえた強化システムの再構築や強化体制の見直し、チーム内運営改革など、多岐にわたる領域がプロジェク トの対象になります。
 すぐに成果が出るような取り組みではありませんが、数年後には、かならずや大きな成果が出ると確信しておりますので、OB/OGの皆様も関 心をもってこの進捗をあたたかく見守っていただきたいと思います。 進捗については、適宜、WEBやEメールNEWS等を通じて広報して参ります。